A1データは、1994年に日本で初めてデータ復旧サービスを提供、以来、データ復旧のパイオニアとしてサービスを提供している業者です。
この記事では、そんなA1データの特徴をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
A1データの特徴
- 技術力:他社で復旧不可と診断されたHDDのデータ復旧が得意
- 歴史がある:日本で最初のデータ復旧専用ラボを開設
- 成功報酬制を採用:データの復旧率等により価格が決定
- セキュリティーが高い:個人情報漏えいの心配が少ない
他社で復旧不可と診断されたストレージのデータ復旧が得意
A1データは、HDDの設計製造の経験があり、HDDの構造や動作不良に関する経験・知識が豊富にあることから、他社で復旧不可されたストレージのデータ復旧を得意としています。
また、クリーンベンチを含む多数の復旧設備と、スペア備品の在庫を完備しており、あらゆるRAIDレベル、メディア、インターフェース、OS機器にも対応が可能となっています。
データ復旧の老舗
A1データは、世界最大のデータ復旧会社である米国Ontrackと技術提携し、1994年より日本で最初のデータ復旧専用ラボを開設しました。
以後、世界各国の技術を取り入れ、7万件もの復旧実績を積み上げています。老舗ならではの知見が豊富に存在することから、ユーザーにとっても安心できる業者といえるでしょう。
成功報酬制を採用している。
A1データは、成功報酬制を採用しています。つまり、利用者が必要とするデータが復旧できなかった時には費用はかかりません。ユーザーにとっては不利益を被りにくい仕組みを構築していることから、経済面で見ると安心して依頼できる業者といえるでしょう。
ただし、完全成功報酬制は復旧失敗時、費用が無料になるシステムですが、これを採用している業者の多くは、実際に復旧に成功、ないし失敗するかという「復旧率」が不明瞭です。業者を選定する際は「確実にデータ復旧が行えるかどうか」を優先しておきましょう。
セキュリティーが高い
A1データは、情報セキュリティの国際認証規格『ISO27001/ISMS認証』を取得しており、世界標準のセキュリティ体制を構築しています。
A1データの総評
ここまで説明したA1データの主な強みは次のとおりです。
- データ復旧の老舗企業として長年の経験と実績がある
- 幅広いデバイス対応している
- 個人情報保護を厳重に行っている
- 成功報酬制を採用している
A1データは、膨大な対応実績と先進的技術の導入により、高水準でのデータ復旧を実現しています。サポート体制も丁寧に整備されており、データが復旧できなかった場合には費用が発生しないなど、経済面で言えばユーザーにとっては安心できる業者といえるでしょう。
ただし、A1データは、土日に営業しておらず、緊急時に支障が出る可能性もあります。業者選択時は、他の業者と比較し、十分な情報を得たうえで決めることが、とても重要です。ほかの業者が気になる方は、以下のランキングもあわせてご覧ください。
A1データの口コミ・評判
A1データの口コミを調査したところ、以下のような投稿がありました。
- 激しく損壊したHDDからデータ復旧してもらった
- 復旧可能な範囲を事前に共有してもらえた
- 影響が最小限で済んだ
A1データの対応メディアと復旧費用目安
A1データでは、HDD(ハードディスク)、NAS・サーバ・RAID機器、SDカード、USBメモリなど、あらゆるメディアからのデータ復旧に対応しています。
原則、調査費(初期診断費用)は無料ですが、特殊な媒体や環境においては調査費が発生する可能性もあるとしています。
データ復旧対応メディア
メディアの種類 | 対応有無 | 調査費用 | 復旧料金目安 |
NAS/サーバー(RAID) | 〇 | 仮想環境や一度に9台以上のHDDを調査する場合は調査費、別途見積り | 30,000円~ 2台:88,000円~ 3台:126,500円~ 4台:165,000円~ 5台以上/重度:別途見積” |
PC(パソコン) | 〇 | 無料 | 29,700円~ |
HDD | 〇 | 無料 | 29,700円~ |
SSD | 〇 | 無料 | 29,700円~ |
USBメモリ | 〇 | 無料 | 33,000円~ |
SDカード | 〇 | 無料 | 33,000円~ |
フロッピーディスク | 〇 | 無料 | 不明 |
レコーダー | 不明 | 不明 | 不明 |
スマートフォン | 〇 | 不明 | 不明 |
光学メディア(DVD、CD) | 〇 | 無料 | 40,000円~ |
磁気テープ | 〇 | 無料 | 別途見積り |
※2023年2月時点
A1データの会社情報
A1データの会社情報を下記の表にまとめました。ぜひ参考にしてください。
設立年 | 1994年(平成6年)旧㈱ワイ・イー・データ情報セキュリティ事業部 2017年(平成29年)1月23日 データ復旧事業を承継 |
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電話番号 | 0120-413-374 |
復旧実績 | ✓法人取引実績多数 ✓復旧件数50000件~ |
その他実績 | ✓主なメディア掲載実績 Internet Watch |
拠点 | 【本社・ラボ】 埼玉県入間市新光182 【銀座オフィス】 東京都中央区銀座7丁目13番5号 NREG銀座ビル1階 【新宿オフィス】 東京都新宿区新宿2丁目12番13号 新宿アントレサロンビル2階 【渋谷オフィス】 東京都渋谷区円山町5番5号 Navi渋谷Ⅴ3階 【池袋オフィス】 東京都豊島区東池袋1丁目34番5号 いちご東池袋ビル6階 【桜木町オフィス】 神奈川県横浜市中区桜木町1丁目101番地1 クロスゲート7階 【川崎オフィス】 神奈川県川崎市川崎区駅前本町11番地2 川崎フロンティアビル4階 【大宮オフィス】 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目3番地 大宮マルイ7階 |
営業時間 | 平日(9:00-18:00) 電話は24時間無料受付 |
初期診断料金 | 無料 |
出張サービス ラボ持込みの有無 |
✓出張診断・復旧サービス:あり ✓来社持込み:あり |
設備 | ✓クリーンルーム:なし(クリーンベンチ所有) |
セキュリティ | ✓ISO9001・27001:取得 ✓セキュリティゲート:公式HP未記載 ✓警備員配置:公式HP未記載 |
その他の特典 | 他社で開封作業を行ったHDDやSSD等の媒体は調査費無料 |
A1データの交通アクセス
本拠地は埼玉県ですが、持ち込み拠点は東京各地にあります。
いずれも、WEBの申し込みフォームから申し込み後にメディアを送付するか、直接店舗にメディアを持ち込むことで申し込むことができます。
アクセス情報
所在地:埼玉県入間市新光182
- 車でのアクセス:圏央道「狭山日高IC」出口を飯能方向に所要約10分
- 電車でのアクセス
①西武池袋線:仏子駅下車→西武バス「西武ぶしニュータウン」行「樋ノ上(ひのうえ)」下車(所要時間 約15分) →車・タクシー 所要時間 約7分
②西武池袋線:飯能駅下車→飯能駅下車(西武池袋駅から特急で40分)→車・タクシー(所要時間 約15分)
A1データのデータ復旧事例
ペットボトルの水を倒し、PC本体に水をかけてしまった
ケース:HDDを開封した結果、記録媒体が格納されている筺体内部への浸水を確認。腐食状況の有無を調査し、防腐処理を施し、物理処置を行った結果、記録データのイメージ化に成功しました。
引用元:A1データ公式HP
ファイルを削除したMacの外付けHDDのデータ復旧
ケース:暗号解除し、ファイルのヘッダー情報を元にした切り出しによる復旧を実施。
復旧容量:315GB/復旧ファイル数:3,507
引用元:A1データ公式HP
サービスの流れ
A1データのデータ復旧サービスの流れは以下の通りです。
- 障害が発生したメディアを送付または持ち込み
- 調査結果と見積りを参照
- データ復旧~納品
よくある質問
A1データの評判は?
次のような声が口コミサイトに投稿されていました。
- 成果報酬型サービスということで、失敗時のコストの心配がなく利用できました。
- フリーダイヤルで24時間受付をしていたので、翌日の朝から対応してくれました。
- HDDの調査費や見積りは無料でしたので安心して依頼することができました。
A1データの技術力は?
A1データは老舗業者で、対応実績が豊富なことから、あらゆる機器からのデータ復旧を高精度で行うことが可能となっています。
A1データの営業時間は?
相談受付・持込ともに平日9:00~18:00です(土日祝を除く)。急ぎの場合は対応が難しいこともあるので、その点は考慮に入れておきましょう。
A1データのセキュリティは?
国際標準のセキュリティ規格『ISO27001/ISMS認証』を取得しています。
まとめ
今回は、A1データの概要、特長について解説しました。
A1データは、世界水準に基づいた安心の診断サービスを提供していますが、送料負担や料金体系など他社との違いも多々あります。不明点などがあれば、同業他社とサービスを比較する、ないし直接問い合わせてみることをおすすめします。